« 血の気が引く | Main | りんごスープ »

あれから14年

あなたも私も・・・という、きみまろの一節ではありません。

阪神淡路大震災から14年なんですね。

毎年この日が来るたびに夫婦で

「もうそんなに経ったのか・・・」

と思い、一瞬にして14年前に記憶が遡るのです。

14年前・・・京都・・・。

あの日は学校の試験初日だったため、明け方まで勉強していて、そのままコタツで眠ってしまったのです。

何かがこちらに向かって転がってくる!何か分からないけどとてつもなく大きいもの!

そんな感覚に襲われて目を開けた瞬間に、ドーンと何かが落ちたような音!?そして次の瞬間にはゆさゆさ、わさわさともみくちゃにされて。

建物がギシギシときしむ音というものを初めて聞きました。1分以上続いたのでしょうか、そんな揺れが。何が起きたのかわからない、でも部屋を見ると炊飯器は転がり、本は落ち・・・。

最初に思ったのが

「東海地震がついに起きたのでは!?」

ということ。なぜなら京都に来てからずっと

「関西は地震のないところだからいいよ」

と言われていたから。そんな京都でこんな揺れ方!きっと名古屋は大変なことになっているに違いない!

慌てて実家に電話したら、電話の向こうでもパニック!

「今とんでもなく揺れてね!震度3はあったと思うよ」

いやいや、そんな揺れではなかったよ、こっちでは。でも無事だった。

「あ、京都震度5って出てるよ」

テレビを持っていなかった私は情報源が全くなく、でもあの揺れ方なら震度5ぐらいは行ってたのだろうと納得。(実際は震度5強?)

その後、名古屋から全く電話を入れることができなくなってしまったということだったのだけど。

そんな私はどこでどんなことが起きているのか全く知らず、でも京都駅前のホテルのガラスがバリバリに割れて落ちているのを見て、ただ事ではないと思ったのですが・・・。

その後、神戸で何が起きたのか惨状を知り、震災1ヶ月後にやっと神戸の町へ。

テレビの映像や写真なんかよりも、いまだにはっきりと思い出す、あの光景。

自分と同じ高さにある屋根。

続きがなくなった高速道路。

亀裂が入って傾いたビル。

黒焦げの柱。

夫は友人を亡くし、大学のクラスメイトの多くは学校に来れなくなった。

本当に神戸で震災に遭った方に比べれば、指の先程のしんどさなのだけど。

そんな思いをした14年前。ちょっとした揺れにびくっとすることは今でもある。でもいつしか震災は私にとって昔のことになりつつあった。

今朝テレビを見た。災害復興住宅に住んでいる初老の男性の言葉ではっとした。

「建物はきれいになった。でも震災は終わっていない」

住み慣れた街を離れなければならず、住居も転々と変わり、人間関係を築けないままの方たち。世の中ではいろんな事件がおき、経済情勢も変わっていく。すっかり過去の話となっている震災だけれど、本当に過去の出来事にしてしまっていいのか。。。

「災害は忘れた頃にやってくる」のだよね。。。

« 血の気が引く | Main | りんごスープ »

Comments

成人式の2日後だったね

私も寝床で飛び起きました
神戸大や関学にいっていた友人がパニックになり
関西出身の大学の同級生が号泣していたことを思い出す
1ヶ月後 私は神戸の復興のためにボランティアに行きました。

今も忘れられません

あの日のことは、14年経った今でも覚えています。

突然のゆれに目が覚めました。
ゆれは長かったのですが、たいしたゆれではなく(名古屋では震度3だった)、
これくらいならよくあることだ、と思ってもう一回寝ちゃったんです。
で、8時ぐらいに再び起きてみたら、
テレビが見たことのない日本の風景を映し出していて…。
しばらくテレビの前から離れられませんでした。

2ヵ月後かな、現地に行ったのは。
筆舌に尽くしがたい惨状をただただ目に
焼き付けるばかりでした。

6434人の御霊の安らかならんことを。


また名前入れるの忘れてました。
失礼m(_ _)m

きみちゃん

そう、成人式の直後だったね。
私もボランティアに行った。自分にできる形で何かできれば・・・という気持ちだった。

rutaさま
自然災害の圧倒的な力を前に人間は小さい存在だな、と思います。
でも、少しずつ少しずつ復興していくのを見ると、人間は捨てたもんじゃないとも思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

震災後、どこがどのように回復した、開通した、という報道が毎日必ずあったのだけど、帰省した時には全くそういう話がされていなく、その温度差がショックでした。


Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7598/43762425

Listed below are links to weblogs that reference あれから14年:

« 血の気が引く | Main | りんごスープ »