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色つきの世界

8月は戦争関連の番組が多い。

子どものころは

「夏休みにこんな番組ばかりでつまらないな」

と思っているだけだった。

大人になってからは

「こんなにひどいことがあったんだ」

と感じるだけだった。

なんにしても、私にとっては昔の話。今の平和な日本では、全く関係のない話。そんな感じだった。

でも13日に放送していた『色つきの悪夢「カラーでよみがえる第二次世界大戦」』は、私にとっては衝撃の内容だった。

今まであった戦争の白黒映像に色をつける。ただそれだけなのだが、「白黒」という一時代前に感じられていた風景が、現実のものとして迫ってくる。

ナチスドイツが強制収容所でユダヤ人に穴を掘らせ、そして銃殺をする瞬間

南の島の密林で、日本兵が相手に奇襲攻撃をかける場面

ノルマンディー上陸作戦

追い詰められた民間人が、崖から身を投げる瞬間、そして亡くなって浮いている

機関銃掃射によって壊滅した部隊

日本のテレビでは、人の死をあからさまに映さないだけに、目を覆いたくなる映像ばかり。見ているのが本当につらかった。でもカラーであったからこそ、これは事実あったんだ、ということがひしひしと伝わってくる。

沖縄・広島・長崎の被害は甚大だったし、都市でも空襲が相次ぎ、とてつもない痛みを日本は受けた。多くの人が亡くなった。日本は戦争で焦土と化した。

学校でそんな教育を受けてきたから、日本は戦争の被害者だと思いがちなのだが、そこへ至るまでは、日本は侵略者の側で加害者なのだったということを改めて感じた。

当たり前のように家族が暮らせるのも、日本で花火大会が盛大に行われるのも、東京の街中にニホンザルが出没したとテレビが追い掛け回していられるのも、今の日本が平和な証。

戦後65年経っても、亡くなった方を思って涙ぐむ人を見て、

もうずいぶん前の話じゃないか、

と今までは思っていたのだけど、

「この方たちには白黒ではなく、カラーでの景色が鮮明に残っている」

と言うことに気づいた。

いつまで経っても事実として残していかなければならない、と。

当時を経験した方にとっては、今はありえないぐらい、のん気な日本・・・。

たわいもない話をしたり、腹を立てたり、めんどくさいなーと思ったりすることもあるけれど、家族や友人の声を聞きながら当たり前に日常を送れる大切さを、改めて考えさせられたこの一週間。

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Comments

沖縄から。
あえて選んで来たわけじゃないけど、気づいたら終戦の日に沖縄の地にいました。

来る度に感じる矛盾、違和感。都会、観光地と化した沖縄の土地にはまだ何万という人達が眠り、祭りに行けば地元の人に混じって米軍基地の家族もいる。独特の目の色をした子どもたちも多い。さらにいえば、元は琉球王国。大和とは違う文化があったはず。そして今は日本一国民所得が低い県。

一体、この島は幾重の試練を乗り越えてきたのだろう。南国の太陽の下でノー天気に過ごしながらも頭の片隅に感じること。

姉よ

リフレッシュできたかい?

「南の島」には戦争による日本の色が濃く残ってるところが多い。
何もしらずにぼけ~と過ごしてるのと、いちおうなんとなく知りつつぼけーとしてるのでは、
ずいぶん違うと思うよ。

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